枝野の演説に心ひかれる。
立憲民主党立ち上げから、二週間もたたない10月14日。吉祥寺駅前に現れた枝野幸男代表=えだのんは、小雨の中、集まった観衆に拍手で迎えられた。
演説の内容は、格差や消費が振るわないといった問題、労働時間の削減、安倍政権の強引な政治手法など。
政権批判はしているが、特徴的なのは、対決姿勢ではないこと。自身への反省も含めて、政治が人々から離れていること問題だと言う。そして、声を張り上げながらも、語り口は理路整然、いたって冷静だ。
「〜はここがおかしい。〜あるべきだ 。その理由は〜だ。」その後みなさん、そうですよね?と問いかける。安倍政権の押し付けがましさに辟易している観衆から、そーだ!の声と、拍手が沸き起こる。
また、えだのんは悪口を言わない。それはテレビ出演の時も同じだ。党や個人を槍玉に上げて罵しる政治家もいるし、えだのんにも恨みつらみはいろいろあるだろうけど(ホントにいろいろあったよね)、彼の言葉の中心にあるのは自分の理想や理念だ。
安保法制反対の時にいろいろなひとが壇上にたち、話し、多くの聴衆が聞いたけど、そこにあるのは怒りだった。枝野フェスとまで言われるようになったえだのんの演説には、希望がある。みんなそんな言葉が聞きたかったんだなぁ。
政治の世界で聞かれる言葉。改革、革命、リーダーシップ、挙げ句の果てにリセットだって。全部超上から目線じゃないか。そんな政治の状況に疲れた私たちに向ってえだのんは言う。「立憲民主党を作ったのは、私ではありません。みなさんに背中を押されたからできたのです。立憲民主党はあなたです。」あービックリ。こんな政党今まであったっけ?地べたにへたりこんで、諦めかけていた私たちの手を引っ張り立ち上がらせる、そんな力のある演説だった。
一人の政治家の出現(前からいたけど)で、急になにかが大きく変わることはないだろうし、
政策なんてこれから練るんだろうから期待しすぎるのもよくないだろう。でも、えだのんが地べたの声を聞いてくれる限り、応援したいと思う。演説に集まった人たちはこれからの動向に目を凝らすだろう。#枝野それ違う #枝野そこじゃない、ってうるさい支持者になりそうだ。
この10日あまり、えだのんや福山幹事長のスケジュールは凄まじい強行軍でした。
選挙戦最終日の今夜くらいは寝られるんでしょうか。
#枝野寝ろ